Wordで文章を作成する際に「段落設定画面」で行間の指定ができますが、HTMLでも同じような指定をすることが可能です。その「行の間隔を狭くするHTML」を記述します。
ブロックエディタで行間をゼロにする方法
ブロックエディタで行間を狭くする(ゼロにする)のは、とても簡単です。
文章やコンテンツの記述は後からでもOK
段落ブロック右側の「設定サイドバー(右側のサイドバー)」から、「スタイルタブ」をクリックして開く
設定サイドバーの下のほうにあるタイポグラフィの右側の「
」をクリックする「行の高さ」の項目をクリックすると「行の高さ設定」が出現する
行の高さ「0」を直接入力するか、「+」「-」ボタンで指定する
タイポグラフィがあるブロック
そのほか、タイポグラフィ内に「行の高さ」項目のあるブロックは、行間の指定可能です。
タイポグラフィがないブロック
HTMLブロックやテーブルブロックなどは、以下のHTMLを記述する方法で行間をゼロにすることが可能です。
HTMLを記述して行間をゼロにする方法
div
タグで囲んで行間を指定します。テーブルブロックやカスタムHTMLなど、div
タグで囲めるもののみ有効です。当記事ではクラシックエディタの表(テーブル)内テキストで説明しています。
行間を詰めるHTML
<div style="line-height:1;" >テキスト</div>
※「em」単位を付けない方が簡単です。
※ コピペして使う場合は、すべて半角になっているか確認してください
(ダブルクォーテーション「”」が全角になっているかもしれません)
以下説明です。
開始タグを記述します。line-height
の値は1
に指定します。
<div style="line-height: 1;">
※すべて半角です。「”」が半角になっていることを確認してください。
テキストを挟んで/div
で閉じます
</div>
※すべて半角です。「”」が半角になっていることを確認してください。
行間を詰めるHTMLの実際の例と比較
実際に、line-height: 1;
で指定した場合と、line-height: 1em;
で指定した場合とで比較してみました。
em;
には元となる決まった単位があるようで、その単位を知らずして指定すると意図した設定ができないようです。
値だけを指定する方法では、簡単に意図した書式を設定することができました。
ブロックエディタのテーブルブロックでline-height
を指定すると、「 不明な書式をクリア」と表示が出てしまったため、クラシックブロックで表を作成して、比較できるようにしました。
●文字の大きさ 9pt 14pxの場合
通常 | 隙間をなくす① 1em | 隙間をなくす② 1 |
---|---|---|
あいうえお かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
<div style=”line-height: 1em;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
<div style=”line-height: 1;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
●文字の大きさ 14pt 22pxの場合
通常 | 隙間をなくす① 1em | 隙間をなくす② 1 |
---|---|---|
あいうえお かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
<div style=”line-height: 1em;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
<div style=”line-height: 1;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
●文字の大きさ1em
通常 | 隙間をなくす① 1em | 隙間をなくす② 1 |
---|---|---|
あいうえお かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
<div style=”line-height: 1em;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
<div style=”line-height: 1;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
●文字の大きさ2em
通常 | 隙間をなくす① 1em | 隙間をなくす② 1 |
---|---|---|
あいうえお かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
あいうえお
かきくけこ さしすせそ |
<div style=”line-height: 1em;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
<div style=”line-height: 1;”> あいうえお かきくけこ さしすせそ</div> |
まとめ
使用するのは、line-heightプロパティです。
line-heightプロパティに値を指定することによって、行間を詰めることが可能になりました。