cdコマンドを使うときなど、現在の作業ディレクトリのパスを知りたいことがあります。そのようなカレントディレクトリを調べたいときに使うpwdコマンドについて、pwdマニュアル(man pwd)と、ヘルプ(pwd --help)、さらにbashマニュアルman bash内のpwdコマンド欄を調べ、実例を追加するなどしてまとめてみました。
※上記の資料を調べた結果、内容が異なる記述が見受けられたため、異なる説明はそれぞれメモとして記録しています。
書式は、マニュアルページ(ヘルプページ)の表記に準ずるように記載しています。
pwdの書式
pwdは、「カレントディレクトリの絶対パスを表示する」コマンドです。
[マニュアル]には以下の書式が記載されています。
pwd [OPTION] ...
※pwdマニュアルベージに書かれている書式(マニュアルルールに則り、太字などの文字体裁を補正して表示しました)
[ヘルプ]には以下の書式が記載されています。
pwd [ -LP ]
※pwdヘルプベージに書かれている書式(マニュアルルールに則り、太字などの文字体裁を補正して表示しました)
pwdの書式は複雑ではありませんが、マニュアルのルールを確認するには【マニュアル表記の統一ルール】をご確認ください。
上の書式のオプションなどの項目をクリックすると、各項目に移動します。詳しい使い方や実行例はそれぞれの項目欄でご確認ください。
補足の書式
pwdマニュアル(man pwd)の[OPTION]の項目を書式に反映させると、以下のようになります。クリックすると説明項目へ移動します。
pwd [ -L ] [ -P ] { --help | --version }
DESCRIPTION(説明)
pwdは、「カレントディレクトリの名前を表示する」コマンドです。
pwdを実行すると、
- 現在の作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)の絶対パス名を表示します。【実行例】
実行例:ホームディレクトリで絶対パスを表示する例
(ユーザーネーム@PCネーム : ~$ で以下を実行)
pwd
実行すると、カレントディレクトリの絶対パスが表示されます。
/home/ユーザーネーム
ホームディレクトリ「~」の絶対パスは/home/ユーザーネームという結果が表示されました。ユーザーネームは、それぞれ異なります。
OPTION(オプション)
pwdマニュアル(man pwd)には、以下のオプションが記載されています。説明は各項目でご確認ください。pwdヘルプ(pwd --help)に記載されているヘルプは-LPの項目をご覧ください。
-LP
ヘルプの書式に記載されているオプション-LPは、それぞれ個別のオプション名をまとめたものです。意味はそれぞれのオプションごとに異なるため、各項目で確認してください。
-Lオプション
-L --logical(--logicalは、マニュアルだけに記載されている別名です。試していないので実際に使用できるか不明です))
-Lは、「環境変数PWDを表示する」オプションです。
メモ:
- PWD がカレントディレクトリの名前を指している場合は PWDを表示します。(
pwd --helpによる説明) - シンボリックリンクが含まれている場合でも環境変数PWDを使用します。(
man pwdによる説明) - 出力されるパス名には、シンボリックリンクが含まれる可能性があります。(
man bashのpwdの項目の説明) - 試行していないため、実行例は省略します。
※pwd --helpによれば、「デフォルトでは-Lオプションがが指定されたように動作します」と書かれています。(man pwdには「デフォルトは-Pオプション・・」の旨が記載されているため判断できないため、ここに記録としてメモだけ残しておきます)
-Pオプション
-P --physical(--physicalは、マニュアルだけに記載されている別名です。試していないので実際に使用できるか不明です))
-Pは、「シンボリックリンクを辿った物理的なディレクトリを表示する」または「シンボリックリンクをすべて回避する」オプションです。(確認資料により説明が異なるため、両方の解釈を記載しておきます。メモ参照)
メモ:
- シンボリックリンクを辿った物理的なディレクトリを表示します。(
pwd --helpによる説明) - シンボリックリンクがあっても、すべて回避します。(
man pwdによる説明) - 出力されるパス名にはシンボリックリンクは含まれません。(
man bashのpwdの項目の説明) - 試行していないので実行例は省略します。
※man pwdによると、デフォルトでは「オプションが指定されていない場合、-Pが選択されたものとみなされます」と書かれています。(pwd --helpには「デフォルトは-Lオプション・・」の旨が記載されているため判断できず、ここに記録としてメモだけ残しておきます)
–help
--helpは、「ヘルプを表示する」オプションです。
メモ:
pwdコマンドの簡単な使い方(ヘルプ)を表示して、終了します。【実行例】
実行例:pwdのヘルプを表示する例
pwd --help
実行すると、簡単な使い方が表示されます。
pwd: pwd [-LP]
カレントディレクトリの名前を表示します。
・・・略・・・
–version(使用不可)
--versionは、「バージョンを表示する」オプションですが、実行できないオプションです。
メモ:
- pwdマニュアル(
man pwd)に記載されているオプションですが、「無効なオプション」とエラーが出て実行できませんでした。(記録メモとして残しておきます)
エラー実例:pwdのバージョンを表示する例
pwd --version
実行しても、エラーが表示され、実行できません。
bash: pwd: --: 無効なオプションです
pwd: 使用法: pwd [-LP]
まとめ・参考資料
以上でpwdコマンドの使用方法の説明を終わります。更に詳しい内容を知りたい場合は、以下のコマンドを実行してみてください。
pwdマニュアル:man pwd
bashマニュアル:man bashのpwdの項目
cdヘルプ:pwd --help

